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今日は、やまさんと平日出勤。 多少の背徳的な気分を味わいながら、頬がゆるむ。 見てみてください、兄弟舟。 よく見ると、やまさんの仕掛けがなんか変。 いつもとちょっと違う。 振り出し竿や、怪しげな液が積まれている。 本気だな、この男。 高い波をよけようと、カヤックに飛び乗ったら。。。 そのまま海に転げ落ちちゃった。 たぶん、はじめての沈。 やまさんが心配そうな顔をして、声をかけてくれる。 「いやぁ、やっちゃったよ」 とっさに無人で走り出した船をつかんで、苦笑い。 「あー、ちべたいちべたい!」と呟きながら沖に出ると、この北風。 山から吹き下ろした風が、まともに体をあらい、痛い。 とにかく風上に上がっていき、だいたいの所から25mラインを流し始める。 80gの鯛玉でやっと底がとれるくらい、流される。 今日は厳しいなぁ、釣りにならないなぁ。。。 と思いながらも、しつこくボトムを叩いていく。 ひと流し目が終わりにさしかかった時、 コツ、コツコツッ。。。。。。。。。ゴン!ゴンゴン!! いきなり、竿先が半分ほど海中に引きずり込まれる。 すかさず合わせると、かなりの手応えが伝わってくる。 こ、この引きはもしかして! ついにやっちゃったかも!! ハクハクする気持ちに抑えがきかず、 ロットのテンションだけは切らさないように注意して、どんどん巻き上げる。 かなりの重量感を感じながら、上がって来たのは。。。 。。。いつもの先生。鯛玉をひと飲み。 長さも去ることながら、すごい体高だ。 盛りあがった背中の筋肉が、すさまじい。 もたもたしてると、どんどん流されるので のどを切り、血を出し、クーラーに入れ、パドルを海に突き刺すようにして、 また風上に漕ぎ始める。 つぎに軽い当りできたのが、久しぶりに見るこの子。 おひさしぶりー。 この後、風がさらに凄みを増し、 海面が皺をよせたような感じになり、うねりも強くなってきた。 やまさんを探すと、すでにその影はなく。 あれー、どうしちゃったんだろう。。。 出艇場所を見ると、すでにやまさんのカヤックが浜に引き上げられていた。 「釣りに命かけちゃだめですよ。。。」そうなんですよ!やまさん。 これにて朝練おわり。 #
by nakanokayak
| 2009-02-19 22:25
今回も夏の終わりのはなし。
仕事場に、一本の電話。 街のざわめきをバックに、懐かしい声が聞こえた。 突然の英語に脳みそが急稼働し、組織替えを始める。 カナダに住むクリスだ。 しばらく世間話をした後、 「明日そっちに行ってもいいか?」と言うので 「あれ?今どこにいるの」という話しになり、 一週間前に、横浜の展覧会のために来日していて 明日からしばらく、中休みがとれるとのこと。 しかも、奥さんと子供を連れて 2、3日泊まりに来たいという話しになる。 ビックリすると同時に、釣り好きの会話は決まっている。 「明日、釣りに行こう!」 長いことアウトドアに親しんでいる彼は、カヤックの操作もお手のもの。 細かいうねりを、上手につかんで、あっという間に水平線に消えていく。 僕はその間、テトラからジグを投げて、青物狙い。 ここでは何回か青物をかけていて、その度ごとに足下のテトラにつっこまれ、 一匹釣るごとにリーダーを組み直さなきゃならない、やっかいな場所。 だけどこの日は当りもなく、まったりとした時間が流れた。 しばらくすると、クリスが戻って来て、 「どうだった?」と聞くと、 水深10メーター位のカレントで何かでかいのがかかり、 しばらくファイトしたけど、惜しくもフックアウトとのこと。 僕だったら、かなり興奮してしまう事態なのだが 彼はさらっと笑いながら、話していた。 さて、今度は僕の番。 クリスの話しから、一気に沖合の潮目にむかって漕いで行く。 途中、ざわめく感じのする場所があったので、ジグを投げてしばらく様子を見る。 何回か投げると、前方にトビウオが飛ぶのが見えた。 反射的にそちらにジグを投げる。 着水後m、2,3回リールを巻いた直後 ガツン! と体ごと持っていかれる。 ドラグが、ジィーっと出たそのとき。 1mを有に越えるシイラがジャンプ。 その瞬間、テンションが抜け、しばらく呆然としてしまう。 こんなデカイのがいるんだ。 ちょっと沖に出ただけなのに。。。 その後、ジグのフォール直後に コツコツ という当りがあり。。。 どうも岩礁がところどころあるみたいですね。 マハタは勿論のこと、ササノハベラも美味しくいただきました。 ちなみに、このクリス。 彫刻家で、美術大学の助手をしています。 仲間3人でお金を出し合って、 カナダ北部の、はてしなく広がる湖に浮かぶ無人島をひとつ、所有していているらしい。(99年間の使用権を政府から認められている)夏は何週間かそこに建てたロッジで休暇を過ごし、冬は湖の氷に穴を開け、その上に移動式の小屋を運び泊まりがけのアイスフィッシング。レイクトラウト、パイク、ウォールアイなんかがよく釣れるって言ってたっけ。。。なんともカナダらしいスケールの大きな話しですな。 #
by nakanokayak
| 2009-02-18 21:20
10年もの長い間、我が家には、友人が置いていったカヤックがありました。
倉庫の上に積み上げられて、埃をかぶって苔まで生えて。 中の浮き袋はカビカビ。触るのも気持ち悪い。 仕事場の引っ越しを機に、重い腰を上げ、 そのカヤックを手元に置いて、さらに1年が経ち、あまりに暑かった去年の夏。 お盆の行事のため、勤め先の東京から一週間、寺にもどっていた和尚と これを車に積んで、海に行くことを思い立ちました。 軽く船体を拭いて、中の枯れ葉をとって、あらかじめセットされていた 浮き袋をふくらまし、っと、しばらくすると・・・しぼんちゃった。 しょうがないので、浮き袋を外して浮かんでみました。 これが怖いのなんのって。 グラグラグラ、まったくまっすぐ進まない。 くるくるくるくる、回ってしまう。しかも、左回り。回りながら前に進む。 船体に「perception」の「pro dancer」って書いてあるけど、 これって何様カヤック? 置いていった友人は、河口で漕いだことある、てたけど。。。 この疑問が頭をもたげたときは、すでに海の上。 しかも、入ってた浮き袋4つとも外しちゃったし。 沈すれば、そのままぶくぶく沈んじゃうのかな。 こわいけど なんか楽しい〜 そ〜と、テトラに近づくと、水面のクロダイの子たちがびっくりして暗がりに逃げていくのが見える。 海底近くでは、コバルトブルーの熱帯魚が、みんな同じ方向むいて息をひそめてる。 その後、パドルを和尚に渡し、 和尚もやっぱり、左回りに回ってる。なんか本体自体のバランスがとれてないの? 生まれたてのウミガメの子のように、 浅いところでジタバタしている和尚を冷やかしてたその時、 ピン!と来たんだな。 これは、釣りにつかえるぞ。 もちろんこのカヤックは無理だろうけど、 探せばもっと良いのがあるに違いないし、 なんかで見た事あるような。。。 この日から、はじまったんです。 カヤックライフ元年。 #
by nakanokayak
| 2009-02-17 23:01
ナカノです。
2008年、夏の終わりに釣りの相棒がきた。 ライド135。 軽トラの荷台にぐるぐる縛り。 これ以上かという程、万力かけて。 酒と塩をちょっと振って、そそくさと海に出ちゃう。 押さえきれないこの気持ち。 え?!なにこれ。 こんなとこまで来れちゃうの? こないだまで、指をくわえて見ていた未知の世界へ。 ホントに来れちゃうの? やだなに、この感覚! あふふふふー。 潮目? 40gのジグをキャスト。 しゃくったり高速リトリーブ、の繰り返し。 じりじりと 首筋を焦がす太陽。 遠くにゆっくり風車がまわっている。 もう一つの潮目に遭遇。 そばを漁船が猛スピードで走ってく。 おっと危ない!横波だー!! あれ、意外とだいじょうぶ。 けっこう行けるかも。 ぱたぱたパドリング。 ふぅ。。。遠くまで来たぞ。 海なんてチョロいチョロい。 ここ、外洋だっていうし。 あれれれ??ちょっと潮に流されてる? あせあせ。。やっぱり帰ろ。。。 帰りがけに投げた一投にククッときたぞ。 おお!けっこう良い引きじゃん! おもむろにカヤックの下につっこむ。 何がきたんだ?! おおー!!マゴチ!! でかい!! 55センチ!!! カヤックの上で写真を撮るほど余裕がなく、 これから体験する海の怖さもまったく知らず、 無邪気な初船出でした。。(まったくの、くるくるパーでしたな) #
by nakanokayak
| 2009-02-16 21:45
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